燃料電池の部屋

制作日2003年08月30日一部更新

ここでは、最近いろいろと話題の出てくる燃料電池について取り上げます。
この技術は、現在のエネルギーの枠組みを大きく変える技術です。
今後大きなウエイトを占めていくのではないでしょうか?

今後の予定

少しずつ、いろいろ取り上げて行きたいと思います。
今回は、燃料電池の仕組みから。。。。。
ちょっとややこしいですが、ご覧ください。

燃料電池の仕組み








2003年08月21日

水素の直接利用に大きな一歩が踏みだされました。
実用化されると、安価に水素が作れる事になります。
400度の高温で水分解、水素製造に成功 日本原研

化石燃料の代わりに水素エネルギーを使う将来の「水素社会」を想定し、
高温ガス炉による水素製造を目指している日本原子力研究所大洗研究所(茨城県)は21日、
高温で水を分解し毎時35リットルの水素を製造することに成功した、
と発表した。ヨウ素と硫黄を使った熱化学法による水素製造は世界で初めてという。

 同研究所によると、水にヨウ素と二酸化硫黄を加えてできるヨウ化水素を約400度の熱で分解することで、
水素を取り出すことができた。

 今回の実験では電気ヒーターの熱を使ったが、
将来は同研究所の高温ガス炉である高温工学試験研究炉(HTTR)でつくった熱を利用する。
同研究所は08年までに水素製造施設を建設してHTTRと接続し、
商業化を視野に入れた水素製造試験を計画している。

(08/21 20:06)
朝日新聞引用



2003年8月3日
家庭用燃料電池、電力融通網構築へ27社が連合

たぶんこうなるだろうな、と考えてましたが、ほんとに動き出しました。
やっぱり、考えることはいっしょなんだな。。
これがうまくいけば、独占企業は、なくなり、
原子力発電ともおさらばかな?

燃料電池メーカーや建設会社など27社は、家庭用の燃料電池を独自の送電線でつないで、
余剰電力を融通し合う方法を開発するため、企業連合を結成した。
燃料電池が実用化しても、利用者は安全性を考えて当面は電力会社との接続をすることになるが、
連携することで、将来は燃料電池独自の電力供給網を作ることを目指す。

 結成されたのは、「DESS(分散型エネルギーシステム・ソフトウエア)コンソーシアム」。
松下電器産業、三洋電機、大成建設、鹿島、積水ハウス、出光興産、丸紅などの燃料電池を手がける企業が参加し、
日本総合研究所が事務局を務める。

 検討するのは送電線の制御方法、利用家庭への課金方法などの標準化。

 家庭用燃料電池は、実用化されると、家庭内の電気はほぼ燃料電池1基でまかなえ、
普段は電力会社から電気を買わなくても済むようになる。
ただ故障したり、一時的に大容量の電気が必要になったりすれば、1基では対応できない。

 このため、実用化しても当初は電力会社とも送電線を結び、緊急時に備える必要がある。

 ただ、複数の燃料電池が使われるようになれば、余っている電力を相互に融通しあえるようになる。
電力会社に頼らずに信頼性の高い電力供給システムを構築することも可能になる。

 企業連合では、導入する当初から、各家庭が個別で使うより、複数で運用した方が効率的で、
普及しやすいとみて、送電ネットの構築方法を1年がかりで検討し、事業化を目指す。

 初めはマンションなど集合住宅での導入を考えており、いくつかの核となる設備をベースに、
周辺地域に送電網を広げたい構想だ。

 燃料電池は、05年にも本格的に実用化が進むとみられている。
企業連合に入っている企業以外に、ガス会社や石油会社なども開発に前向きで、そうした企業にも参加を呼びかける。
(08/02 10:12)

朝日新聞20030802引用



いろんな、メディアを見ていますが、こういう情報は、
朝日新聞がダントツで掲載されます。
朝日新聞を読みましょう。


 

 

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